仙台一番町やながわ歯科医院|仙台市青葉区一番町の歯科・歯医者|ブログ

ブログ

医療従事者の新型コロナウィルス感染について

どうもこんにちは。仙台一番町やながわ歯科医院の梁川です。

興味深い記事があったので紹介したいと。

ソフトバンクグループは9日夜、同社が実施した新型コロナ抗体検査の結果を発表した。代表取締役社長兼会長の孫正義氏らが出席したYouTubeでのライブ配信で明らかにされた。

抗体検査は、過去の感染歴を調べるもの。ソフトバンクの調査では、医療関係者およびソフトバンクグループ社内や関連する企業のスタッフが対象。たとえば医療関係者のなかでも、受付・事務、医師、看護師といった形で属性を分けたデータが用意され、歯科医のデータも明らかにされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクグループが医療従事者の感染率のデータを出しましたね、分母が少ないですが参考にはなるかと。これによると病院の受付や事務が1位、次が内科医等らしいです。歯科関係は下位にきています。

4月5月はワイドショーなどで感染リスクが1番高いのは歯科医院なので危ないから歯科医院には行かないでね!!という報道がされていました。

実際に報道がされてから多くの問い合わせをいただき非常に困惑しました。

とある電話だと・・・

コロナが怖いので歯科医院にはいきません!」

 

もちろんコロナウィルスは怖いです、コロナに限らず感染リスクというものは歯科医療従事者にとっては常につきまといます。しかし、感染対策については学生時代から何度も何度も指導をうけています、全員です。

歯科医師に限らず歯科衛生士、歯科助手、受付、院内スタッフ全員で定期的に研修をして統一した対策を常日頃から行っているはずです。

 

テレビでよく報道されていたものは、、、

 

口を開けているとエアゾルが起こり感染する?

歯を削るときにお水が噴射してはねるから飛沫感染する?

グローブや器具を使いまわしにしているから次に使用した人に感染する?

 

いやいや、コロナに限らずそんな事は当たり前のことで、飛沫防止のバキュームや器具の滅菌の徹底、グローブの交換、ずっと昔から散々言われていることなので対策はかなりきっちりやっていますよ。定期的に歯科医院には仙台市保健所の検査審査が入りますので第三者の指導もうけています。

 

歯科医療従事者が感染リスクが高い、というのはわかります。コロナがどう、とかではなく全てにおいて。

しかし、「コロナウィルスに感染するから歯科医院には行かないで」これはおかしいですよね??

 

という風に考えていたらソフトバンクの記事

これは順位がどう、とかを言いたいわけではありません。

 

病院の受付、事務の方、内科の先生、看護師さん、一番コロナの患者さんとすれ違う機会があると思います。でも誰かが仕事しないと困るでしょ、感謝しかないです。

 

コロナウィルスに感染するから歯科医院にはいかないで

 

これが間違いだと証明されたと思いました。

 

ちなみに、載せてはいませんが医療関係以外のデータも出ていました。

外出してその辺歩いているより、医院の中のほうが遥かに安全でクリーンなんじゃ、、、?

 

 

 

 

 

妊婦さんの歯科治療について

どうもこんにちは。今回は妊娠中の歯科治療について簡単に書きます!

 

妊娠中ってむし歯になりやすいって本当?

本当です、妊娠中は・・・

・つわりで歯磨きが充分にできない

・妊娠前との食生活の変わり方

・妊娠中は甘いもの、酸っぱいものが食べたくなる

などといったむし歯菌には整った環境ができるからです。また歯周病菌にとっても女性ホルモンのバランスが崩れ歯肉の炎症が起きやすくなり適した環境ができてしまいます。

母体の状態が悪くなると胎児への影響が懸念され、流産や奇形などと心配事が増えていいことは全くありません。

しかし治療をうけたりは不安、、、大丈夫なの?

 

歯科治療で不安なことは、レントゲン撮影したり麻酔したり、お薬飲んだり、母体からの胎児への影響です

 

レントゲン撮影について

基本的には問題ありません、現在のレントゲン撮影機は非常に弱い放射線を使っているので影響はほぼないと思われます。撮影する場合も防護衣できっちりガードします。

(ただどんなに大丈夫と言われても気分的には良くないですよね、緊急的に撮影しなければならないという場合以外は撮影しないと思います)

 

麻酔について

局所麻酔においてはなんら問題はありません。痛みを伴う治療の場合は使用したほうが体へのストレスも軽減されるのであれば使用したほうがいいと思います。

 

治療の時期

非常に緊急性を要さない以外は妊娠中記(安定期5~8か月)が望ましいでしょう。安定期以外は原則むし歯治療や歯周治療をしっかりやる、というのはしないと思います。

※口腔内のクリーニングなどは別で、クリーニングは口腔内の環境を整えるためにしているものでつわりや座っている体勢などがつらくない場合には定期的に行うほうが望ましいですね!

 

 

妊娠中はその時治療が必要なのか、出産後に治療するのか、は自分一人では判断できないと思います。妊婦さんに対する歯科医院がするべきことはできる限りストレスをかけずに健康で快活な妊娠期を過ごしていただく、ということです。

仙台市妊婦歯科検診

こんにちわ、副院長の梁川 潤 です!

新型コロナウィルスも段々と落ち着き緊急事態宣言も解除されたため、仙台市妊婦歯科検診をうけたい!という患者さんが増えてきたためにブログに書かせていただきます。

 

仙台市妊婦歯科検診とは?

簡単に言うと、仙台市から登録医療機関へ依頼があり仙台市の妊婦さんや生まれてくる赤ちゃんの健康づくりのためにも、健診してこれからどうしていけばいいか、注意することはなにか、相談にのってあげてよ!ということですね。

 

妊婦歯科検診って必要なの?

妊娠するとホルモンバランスが変動し、ある種の歯周病原菌の増殖を促します。また、つわりや食事習慣の変わり方により今までとは違うセルフケアが必要となってくる方もいます。妊娠中の口腔内トラブルを放っておくと子どもへの感染リスクも高まるため、妊娠中は特に正しいセルフケアを実践することが必要とされます。

 

妊婦歯科検診って何するの?

来院していただいたらまず簡単な問診票に記入していただき、口腔内の審査を行います、その後資料や状態を元に正しいハミガキの仕方、今後の展開、また治療が必要な場合は、体の状態や生活リズムを考えながら治療をしていくご相談、という流れになります。母子健康手帳にも歯科医院で記入する箇所があります。

 

妊娠することによってのトラブルや、出産後に口腔内の状況が悪化していたのでは非常にストレスになってしまうし赤ちゃんのためにもなりません。妊婦歯科検診は是非に受けていただきたいと当院では考えています。