こんにちは。
「大町西公園駅」「青葉通一番町駅」より徒歩7分、仙台市青葉区一番町にある歯科医院、仙台一番町やながわ歯科医院です。
今回は知っているようで意外と知らない、歯周病についてのお話です。
歯周病は、歯科疾患としてはむし歯と同じくらいの認知度がありながらも、罹患したことがない方にとっては「縁遠いもの」「年配の方がなるもの」というイメージがあるようです。
しかし、歯周病をあなどってはいけません。
歯周病はサイレント・ディジーズ（静かな病）といわれるほど、その進行に気がつきにくいという特徴を持ちます。
定期歯科検診やむし歯治療で歯科医院を訪れた際、医師から指摘されてはじめて「え、わたしが歯周病に!?」となることはめずらしくなく、歯がぐらぐらして抜け落ちる寸前になってからやっと「もしかして歯周病かも!?」と気づかれる方もいるほどです。
進行して治療が難しくなってしまう前に、そして日頃から予防に努めていけるように、歯周病をよく理解し、対策を行っていきましょう。
なぜ歯周病になるのか
磨き残しによって蓄積されたプラーク（歯垢）が、お口の中に歯周病菌を増殖させることで歯周病が引き起こされます。
ですので、プラークの付着を防ぐため、毎日の歯磨きの精度を上げることが歯周病予防の基本となります。
しかし毎日ていねいに歯磨きを行っていても、ある日突然歯周病になってしまうことも。
これは加齢や病気、また疲労・ストレスなどによって免疫力が低下することで歯周病リスクが高まり、健全なお口の環境が維持できなくなったことも影響していると考えられます。
そういった原因で歯周病が知らず知らず進行してしまうのを防ぐためには、定期的に歯科医院で検診を行うことが有効になります。
早期に発見できれば、普段のお口のケアの見直しや、歯のクリーニングなどの処置のみで歯周病の改善が期待できることもあります。
日常から歯周病に意識を向けておくことが大切です。
歯周病の進行について
■歯肉炎
磨き残しにより歯周ポケットにプラークが溜まりはじめています。歯ぐきが赤みを帯びますが、自覚症状はあまりない段階です。
■軽度歯周炎
歯ぐきが腫れ、ムズムズとした違和感が出始めます。歯磨き時に歯ぐきから出血し、口臭が強くなります。
■中等度歯周炎
歯を支える骨が溶け出し、歯周ポケットが深くなります。歯が揺れ始め、歯ぐきが減退することで歯が長くなったように見えます。
■重度歯周炎
歯がグラグラして浮いたような感覚があるため、食事の摂りづらさを感じます。化膿が進み、膿が出たり、お口の中がネバネバしたりします。
歯周病ってどんな治療をしていくの？
歯周病の治療は、その進行度合いによって大きく変わります。初期に発見できれば、正しい歯磨きの仕方を徹底していただくことで改善することもありますし、最重度の場合ではやむを得ず抜歯となることもあります。
当院の歯周病治療
■歯周基本治療
歯磨き指導や歯科衛生士が徹底的にプラークを除去する歯面のクリーニングを行い、口腔環境を改善します。
■歯周内科治療
お薬を服用することによって、身体の内側から歯周病にアプローチする治療法です。
■歯周外科治療
歯ぐきを切開し、感染組織を除去する外科治療を行います。また歯周組織の回復のための再生療法を行います。
■戦略的抜歯
歯を残せるかどうか精確な診断をおこなったうえで、必要な場合に抜歯を行います。
当院では精確な診断と、高い水準の口腔ケアで「できるだけ歯を残す」ことを考えた歯周病治療を行っております。お口に違和感がある場合、また予防をお考えの場合はぜひお早めにご相談ください。
当院はオンライン資格確認に対応しています
保険証利用の手続きをされたマイナンバーカードをお持ちいただくことで、最新の保険資格情報や受診歴、過去の処方薬などの情報を活用することが可能となります。
患者様によりよい歯科医療の提供を行ってまいります。
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☎022-267-0528（9:00～19:00）